|
|
 |
 |
 |
| ホーム > 健康アドバイス > AED(自動体外式除細動器)について |
 |
|
|
鈴木医院 鈴木幸園 |
|
本年5月の新聞に「高校球児、AEDで蘇生」と大きくのっていたのを覚えておられるだろうか。投手がマウンドで打球を胸に受け、心肺停止状態になったところ、観戦中の救命士が学校に設置されていたAEDを使って蘇生させ、一命を取り留めたという記事だ。AEDは心臓病が多い米国で開発された。心臓病の中でも急性心筋梗塞は発症直後に脈の不整が生じ、致命的になることがある。特に心臓が不規則に波打つような心室細動という状態になると、ポンプとしての機能は消失し、全身に血液を送れなくなり、放置すると数分で死にいたる。これに対し即座に電気ショックを与えると正常に復すことがわかっており、病院では以前より除細動器を使って対応してきた。ただ出来るだけ早く行う必要があるので米国では第一発見者がすぐできるよう、コンピューターの組み込まれた除細動器つまりAEDが人の集まる場所(空港やカジノ)に設置され、効果を上げてきた。日本でも愛知万博でこれが実証された。一方、学校におけるAEDの設置ははじめに述べた心臓部への衝撃(心臓震盪と言う)や運動に関連して起こる心室細動による心臓突然死を阻止する為に導入された。乙訓管内でも長岡京市の全小・中学校および府立高校3校に既に設置されている。AEDの仕様や操作は簡単で、一度講習を受ければ使用は可能である。AEDの話をすると「話や理屈はわかるが実際にはちょっと」といわれる方が多い。そういう時は対象者が家族である場合を想定してほしいと答えることにしている。救命可能な手段があるなら何でもという気持ちになられると思う。米国ではAED使用により生じうる不具合よりも、AEDを使用しないで生じる不利益が圧倒的に大きいので、一般市民が積極的にAEDを使うよう提唱されている。私共もかかりつけ医や学校医の立場から、出来るだけAEDが一般の方に身近なものになるよう努めていきたい。
|
|
ミニミニおとくに12月1日
|
|
|