30代から始める女性医師の結婚活動

前途多難!? パートナーの最有力候補である男性医師は減少中

30歳を過ぎた頃になると、正月やGW、お盆などで実家に帰省するたびに、母親から「あなた、そろそろいい人見つけないと駄目よ」とか「ほら、高校の同級生の裕美子ちゃん、こないだ結婚したんだって〜。」とか露骨にプレッシャーをかけられた経験のある方は少なくないと思います。

仲睦まじいカップル

長引く不況が原因で、結婚に対する男女の意識には大きな変化が生まれました。男性は、お金のかかる結婚生活をためらうようになり、一方の女性は、結婚して家庭に永久就職すべく、逆に結婚願望が上昇しています。

医師は景気の良し悪しに影響を受けにくい職種ですので、その点で考えると、婚活を巡る事情は一般とは違うと思う方もいるかもしれません。

残念ながら、現実はそう甘くはありません。医師の男女比の変化が、女医の結婚に影響を与えかねない医療界ならではの特殊性があるのです。厚生労働省が公表している統計によると、30歳未満の全医師に占める女性の割合は右肩上がりで上昇しており、2010年末時点で3人に1人となっています。見方を変えれば、男性医師の割合は下がり続けているのです。

今も昔も男性医師が、女医の結婚相手の最有力候補であることに変わりはありません。その数が年々減少し、一方で競争相手である女医が増え続けているということは、かつては当たり前だった"職場結婚"の将来は決して明るくないと言えるでしょう。

若くて可愛い看護師、知的美人のMRは最強のライバル

勤務先の病院には、最大のライバルである若くて可愛い女性看護師が虎視眈々と男性医師を狙っています(笑)。

ナースとレジデント

医師限定のSNSや掲示板を覗いてみると、学歴や年収などの面で看護師を完全に「格下」に見ている書き込みが一部に見られますが、こと医師との結婚となると形勢はやや不利です。

若くて可愛くて、仕事やプライベートの様々な場面で男性を立ててくれる看護師がいたら、「優越感」をくすぐられて、そっちへフラフラとなびいてしまう男性医師が多いのも仕方ないでしょう。

さらに近年は、数こそ少ないものの、知的美人の割合が高く、仕事柄から医師とのコミュニケーション能力に長けている女性MR(医薬情報担当者)も油断ならない存在になっています。

男性医師と日常的に会える診療科ならまだしも、産婦人科などの診療科では、助産師さんをはじめとするスタッフが女性ばかりなので、職場で未婚の男性医師との出会う機会すらほとんどないというケースもありえます。

では一般男性との出会いはどうでしょうか? 残念ながら、一般の男性と恋をしたくても、仕事が忙しいため、出会いの機会は少ないのが現状です。大学病院に勤めていたりすると、1日フルで休めるのは月に3、4日あればいいほうですし、患者さんの具合次第で、せっかくの合コンやパーティーもドタキャン…ということも。

また、一般的に女性が仕事を頑張って、それなりの経済力を持つようになると、男性は「自分の立場が弱くなった」とスネちゃったりします。こうなると、一般の女性に比べて経済的のある女医は敬遠されるケースも出てきます。自分はただ仕事を頑張っただけなのに…。

医療現場のストレスは恋愛力の低下を招きます

深い確信で恋に落ちる能力のことを「恋力」と呼んでいますが、女性の恋力は25歳でピークがやってきます。しかし、最も大切なその時期、女医は研修生として1日中ストレスに晒されています。

大学病院の激務で疲労困憊

病気やケガを抱えた患者を前に、絶えず集中力と判断力を要求される医療現場は、恋愛で「どきどきする初々しさ」をも脳から奪ってしまうのです。

また、女性の「異性の遺伝子を取捨選択する能力」は、出産能力が高い20代がピーク。30代になると下降し、「38度線」と言われる38歳を超えると一気に鈍くなります。そうこうしている間に、異業種の同世代の友人たちは次々と結婚していき、気づいたときには自分だけが「おひとりさま」へまっしぐら、という事態にもなりかねません。

しかし、悲観する必要はありません。独身男性を対象とした「女医に対するイメージ」調査によると、男性医師からの評価が低いのですが、一般のビジネスマンからの評価は悪くはありません。婚活で新天地を開拓する価値は十分にあります。ただし、本気で結婚したければ、できるだけ早い時期から婚活を始めた方がいいでしょう。

本サイトでは、男性から見た結婚相手としての女医の長所、短所などのイメージ調査、実際に結婚をされた方のアンケートなどを交えながら、今日の女医の皆さんが置かれている婚活の環境などを考えていきたいと思います。